2019年度「Mリーグ」発足にあたり、優勝トロフィーと最優秀選手記念メダルのデザインを担当させて頂きました。企画にあたり麻雀は囲碁などと違い3人を相手の卓上協議、３つの個性と対峙する複雑で難しいゲーム！だから面白いと言えます。不確かな対戦相手の表情と動き、そして捨て牌から手牌の流れを読みデータを集積しながら戦います、つまり雀士の頭の中は竜巻のように渦巻きながら脳細胞を活性させている！そこで「トルネード」をコンセプトに多くのアイデアの中から授賞式でもマスコミ映えする大型のプレート型とし、素材は銀ではなくガラスと定めました。制作にあたっては九州宮崎のガラスアート黒田さんの協力を仰ぎ、その伝統技術を基本に試行錯誤を繰り返しながら、ガラスという素材の奥深さ難しさに触れる仕事となりました。栄えある第1回目の優勝は「赤坂ドリブンズ」の頭上に輝き、今後 次なる優勝者へと脈々と引き継がれていきます。初めてのトロフィという立体の仕事！初めての挑戦だからワクワク！楽しい仕事になりました。ちなみにガラスはとてつもなく重いです。